ひじき [食品別]

カルシウムは、マグネシウムとの比率がおよそ2対1の時、もっとも効率よく働きます。ひじきはカルシウムが豊富なうえ、マグネシウムとのバランスも理想的。骨租しょう症予防の強い味方になってくれる食品です。鉄の含有量も多いので、貧血の予防・改善にも役立ちます。
また、甲状腺ホルモンをつくるヨウ素、糖尿病や動脈硬化を防ぐクロム、腸の働きを整えて有害物質の排泄を促す食物繊維なども含まれています。

乾燥ひじきはよく洗った後、たっぷりの水につけて柔らかく戻してから調理します。煮る場合は、先に抽で軽く妙めておくのがおすすめ。風味がよくなるだけでなく、豊富に含まれるβ-カロテンの吸収率も高まります。糖質のマンニトールには利尿作用があり、むくみの解消に効果的ですが、体を冷やす作用も。冷え性の人は食べ過ぎに注意しましょう。

ビタミンCが豊富な野菜との組み合わせがベスト。カルシウムと鉄、両方の吸収率を高める働きがあります。骨粗しょう症予防のためには、さらに肉類、魚介類、大豆、きのこ類などを補い、たんばく質やビタミンDの補給を心掛けるとよいでしょう。

乾燥品は大きさのそろっているもの、生はふっくらとして変色のないものを選びます。

昆布 [食品別]

水につけた時のぬめりは、水溶性食物繊維であるアルギン酸やU-フコイダンによるもの。便秘を改善するほか、アルギン酸は血圧、コレステロール、血糖値の低下に、Uーフコイダンはがんの抑制に効果があります。また、新陳代謝を活発にし、甲状腺ホルモンをつくるヨウ素や、骨租しょう症の予防に欠かせないカルシウム、抗酸化作用の高いβ-カロテンなどの有効成分もたっぷりです。

こんぶの表面についている白い粉は、マンニットといううま昧成分なので、洗い流さないようにします。だしをとった後のこんぶには、水に溶けにくいヨウ素やU -フコイダンなどの有効成分が残っているので、佃煮にするなど、上手に食べる工夫を。また、こんぶには天然の塩分が含まれているので、だしや料理に加える調味料は控えめにします。

カルシウムを生かすなら、ビタミンDが豊富な魚介類やきのこ類と一緒に。また、ビタミンCが豊富な野菜類とビタミンEの多い植物油などを加えれば、β-カロテンの抗酸化カアップに役立ちます。コレステロールを下げる食物繊維の働きは、いかなどに含まれるタウリンとの組み合わせでいっそうアップします。

肉厚で色が黒っぼいものが良質。だし用と煮物用があるので、用途に合わせて選びます。

ガンにも負けないフコイダンのパワーと効能では詳しい効能・効果が記載されています。

タグ:フコイダン

えび [食品別]

えびの甘味をつくつているのが、ベタインやグリシンなどのアミノ酸。ベタインは糖尿病の予防、グリシンは美肌づくりやコレステロールの低下に効果があります。
同様にコレステロールを下げる働きをもつ、タウリンやシトステロールなどの成分も含まれています。また、殻には骨をつくるカルシウムがたっぷり。食物繊維の一種で免疫力強化や老化防止作用の高いキチン質や、抗酸化力が高くがん予防に役立つアスタキサンチンなどが含まれていることも見逃せません。

えびの殻にはカルシウムやキチン質がたっぷり。小さめのものは、殻ごと素揚げやフライにするとよいでしょう。車えびなどの殻は、抽でじっくり揚げればおつまみになります。

タウリンと相性のよい栄養素は食物繊維です。根菜やきのこ・海藻類、果物などと一緒にとると、タウリンのコレステロール低下作用が高まります。また、殻付きのえびは、ビタミンDが豊富な魚介類やきのこと組み合わせて。カルシウムの吸収率がアップし、骨租しょう症の予防・改善に有効です。

殻付きのものは、頭の付け板がしっかりしていて、透明感のあるものが新鮮です。むき身の場合は、身がふっくらとしていてはりがあるものを選びましょう。

いか [食品別]

たんばく質が豊富で低エネルギーのいかは、ダイエット中の人でも安心して食べられる食品。コレステロールや血圧の低下に効果のあるタウリンのほか、強い抗酸化作用で老化をいかすみは加熱し過ぎると抗がん作用が加駒まるので、長時間の加熱は避けます。塔組み合わせたい食品食物繊維の豊富な根菜や海藻類と一緒にとると、コレステロール低下作用がいっそうアップ。
また、いかすみは、緑黄色野菜、植物油と組み合わせてみましょう。強い抗酸化カをもつβ-カロテン、ビタミンC 、E との相乗効果でがんを防ぐパワーが強まります。防ぐビタミンE 、コレステロールの吸収を抑え、排泄を促すシトステロールなども含まれています。また、いかすみに含まれるムコ多糖類・ペプチド複合体は、免疫力を高めてがんを防ぐことがわかっています。

表皮は消化が悪いので、むいてから使います。栄養を効率よくとるためには、生で食べるのがおすすめ。ビタミンB群やタウリン、シトステロールなどは水溶性なので、煮物などにした場合は煮汁も残さず食べましょう。いかすみは加熱し過ぎると抗がん作用が加駒まるので、長時間の加熱は避けます。

食物繊維の豊富な根菜や海藻類と一緒にとると、コレステロール低下作用がいっそうアップ。また、いかすみは、緑黄色野菜、植物油と組み合わせてみましょう。強い抗酸化カをもつβ-カロテン、ビタミンC 、E との相乗効果でがんを防ぐパワーが強まります。

透明感のある乳白色ではりがあり、日が澄んでいるものが新鮮。その日のうちに食べない場合は、内臓を取って皮をむいてからラップで包んで冷蔵庫で保存します。
タグ:タウリン

かき [食品別]

かきは滋養強壮に役立つ食品として知られていますが、滋養のもとはうまみ成分でもあるグリコーゲンやタウリンです。グリコーゲンはエネルギー源として効率よく使われるほか、肝機能の向上にも役立ちます。タウリンは、肝臓で胆汁酸を増やしてコレステロールの排泄を促進。さらに交感神経を鎮めて血圧の上昇を防ぐ働きもあります。このほか、エネルギーの代謝を促すビタミンBlや伽、免疫機能を高めて感染症を防ぐ亜鉛、貧血の予防・改善に欠かせない鉄なども豊富です。

栄養素を効率よくとるには、新鮮なものを生で食べるのがいちばんです。加熱した場合は煮汁なども残さず食べること。かきから出た水分の中には、ビタミンB群やタウリン、亜鉛などの成分が溶け出しているからです。

動脈硬化や高血圧が気になる人は、根菜や海藻類と一緒に。タウリンと食物繊維がコレステロールの排泄を促進します。にらやにんにくとの組み合わせはスタミナ補給にぴったり。アリシンの作用でビタミンBlの働きが高まります。ビタミンC の多い食品を加えれば鉄の吸収率がアップし、貧血予防に有効です。

むき身の場合、身がふっくらとして緑の部分の黒が濃いものが新鮮。殻付きは鮮度の判断が難しいので、信頼できる店で購入を。
タグ:タウリン

あさり [食品別]

あさりはたんばく質たっぷりで脂質が少なく、ビタミンやミネラルも豊富です。なかでも注目したいのは、タウリンが多く含まれていること。アミノ酸の一種であるタウリンには肝機能を高めてコレステロールの排泄を促すほか、交感神経を鎮めて血圧の上昇を防ぐ働きがあります。貧血の予防・改善に役立つ鉄とビタミン触や、糖尿病の予防に効果のあるクロムなども含まれています。

あさりを加熱した時に出る水分には、ビタミンB群やタウリンが溶け出しています。みそ汁やスープのほか、妙め物の場合はあんかけにするなどして、汁まで食べるようにするとよいでしょう。

ビタミンCが豊富な野菜類との組み合わせがおすすめ。ビタミンCが鉄の吸収率を高めるため、貧血の予防・改善に役立ちます。根菜や海藻類と一緒にとるのもよい方法。コレステロールを吸着する食物繊維と、肝機能を高めてコレステロールの排泄を促すタウリンの相乗効果で、高脂血症や動脈硬化を予防する作用がいっそうアップします。

口がしっかり閉じていて、殻の模様がくっきりしているものを。2~3 %の塩水につけ、暗いところで砂をはかせます。むき身の場合は、身にはりとつやがあるものが良質です。
タグ:タウリン

うなぎ [食品別]

豊富なビタミンA は、動物性のレチノールの形で含まれています。レチノールは、植物性のビタミンA であるβ-カロテンとくらべて吸収率が高く、粘膜や皮膚の強化、目の病気の予防のほか、免疫力を高めてかぜなどの感染症やがんを防ぐ働きがあります。また、ぬめりのある動物に含まれるムコ多糖類は、胃の粘膜を守り、消化吸収を助けます。このほか、脳を活性化して痴呆を予防・改善するDHA、動脈硬化や脳血管障害などを防ぐIPA などもたっぷりです。

かば焼きが一般的ですが、脂質が気になる場合は、蒸して余分な油を落とした白焼きがおすすめです。ただし、うなぎはコレステロールや脂質が多い食品。高脂血症や動脈硬化などが気になる人は、食べ過ぎに注意しましょう。

根菜類との組み合わせがおすすめ。豊富な食物繊維が、うなぎに含まれるコレステロールの排泄を助け、さらにうなぎに不足しているビタミンCの補給にも役立ちます。夏パテ対策には、にらやねぎ類と一緒に。アリシンがビタミンB1の吸収率を高めるため、疲労回復に効果的です。

養殖ものなら、小ぶりで身がはつているものが良質。かば焼きなどに加工したものなら、身が厚いものを選びます。

たら [食品別]

魚の中では、たんばく質や脂質は少なめ。低エネルギーなので、ダイエット中の人にも最適です。とてもあっさりしています。含まれているビタミンは、エネルギーの代謝に関わるビタミンB 群やカルシウムの吸収を助けるビタミンD 、免疫力アップに役立つ動物性のビタミンA ・レチノールなど。そのほか、コレステロールを低下させるタウリン、肝機能強化やがん予防の作用をもつグルタチオン、免疫力を高めて感染症を防ぐ亜鉛なども含まれています。

鍋物や煮物に使った場合、ビタミンB群やタウリンなどが溶け出している煮汁も残さず食べること。たらの精巣は白子、卵巣はたらこです。どちらも栄養豊富ですが、身にくらベてコレステロールやプリン体含有量が多めなので、食べ過ぎに注意しましょう。

大豆製品や乳製品と組み合わせると、ビタミンDの働きでカルシウムの吸収率が高まり、骨租しょう症の予防に役立ちます。タウリン爪は、コレステロールを排泄する作用を高める食物繊維と一緒にとるのが正解。根菜や海藻類を上手に利用してみましょう。

身につやと透明感があり、皮にはりがあるものを選びます。その日のうちに調理しないものは、一切れずつラップで包んで、冷凍庫で保存しましょう。

さけ [食品別]

たんばく質のほか、わるビタミンB群や、エネルギーの代謝に問カルシウムの吸収を助けるビタミンDがたっぷり。不飽和脂肪酸のDHAやIPAも多く、痴呆や高血圧、動脈硬化などの予防にも役立ちます。
さけの身の色は、アスタキサンチンという色素によるもの。アスタキサンチンには強い抗酸化作用があり、がんなどの予防に効果を発揮します。

アスタキサンチンは、皮に近い部分に多く含まれています。加熱してもこわれにくい成分なので、皮付きのまま調理して残さず食べましょう。ビタミンB群は水溶性なので、煮物にした場合はあんかけにするなどして、煮汁まで食べる工夫をしましょう。

野菜や柑橘類などでさけに不足しているビタミンCを補えば、体に必要な栄養素をまんべんなくとることができます。牛乳や乳製品との組み合わせも正解。ビタミンDの働きでカルシウムの吸収率が高まり、骨租しょう症予防に効果を発揮します。にんにくや玉ねぎなどと一緒にとると、アリシンや硫化アリルの働きでビタミンB1の吸収率が高まり、疲労回復や体力アップに役立ちます。

身の色が鮮やかで、白い脂肪が筋状に入っているものを選びます。みそ漬けやかす漬け
にすると意外に日持ちします。

かつお [食品別]

筋肉や血管をつくるたんばく質に加え、ビタミンB1、B6、B12、ナイアシンといったビタミンB群、ビタミンD 、鉄などが豊富。ビタミンB群は糖質や脂質の代謝を促すほか、血行の改善や貧血の予防に役立ちます。ビタミンDはカルシウムの吸収率アップ、鉄は貧血の予防に欠かせない栄養素です。このほか、脳を活性化させるDHA、血液をサラサラにするIPAなども含まれています。

鮮度が落ちると食中毒を起こしやすいので、生の場合は、にんにくやしょうがなど殺菌作用の高い薬味と一緒に食べるようにするとより安心です。また、血合いはとくに栄養が豊富なので、捨てずに利用します。ただし、痛風の原因となるプリン体も多いので、尿酸値の高い人は食べ過ぎに注意しましょう。

野菜や柑橘類を一緒にとると、たんばく質とビタミンCの働きで、肌や血管を健康に保つことができます。また、ビタミンDにカルシウムを組み合わせると骨租しょう症の予防に有効。DHA やIPA の働きを生かすなら、緑黄色野菜のβ -カロテンやビタミンC 、植物油などのビタミンEと組み合わせましょう。

切り身なら血合いがはっきりしていて表面が油光りしていないもの、丸ごとなら皮の縞模様がくっきりしているものを選びます。
タグ:DHA IPA

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