ヌルヌルが腸内環境を良好に! [症状・病気別]

ヌルヌルが腸内環境を良好に! 整えてくれます。便、オナラ、息や汗のにおい。こうした体のにおいの大本は、腸でつくられます。腸では、食べたもののカスが腸内細菌によって分解され、その際に、におい物質を発生します。

炭水化物などは、主に善玉菌によって分解され、二酸化炭素やメタンといった、においの少ないガスをつくります。一方、動物性たんば〜上質や脂肪は、悪玉菌によって分解され、アンモニア、インドール、スカトールなどの、悪臭を放つにおい物質を発生します。
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このにおい物質の一部は、便やオナラといっしょに排出されますが、大部分は腸から吸収さもんみやくれ、門脈を通って、肝臓に運ばれます。門脈とは、胃や腸、膵臓、脾臓からの静脈が集まった血管で、栄養素を肝臓へ運ぶ役目をしています。
そして、におい物質は肝臓で分解されたり、ほかのものに合成されたりして、無毒化(無臭化)されます。

例えば、アンモニアなら、肝臓で尿素に合成され、無臭化されて尿から排泄されます。しかし、無臭化できなかったにおい物質は再び腸に送られ、一部は便やオナラとして排出され、残りは肝臓に戻り、再度、無臭化されます。

このように、腸と肝臓の問を物質が循環し、無臭化されたり再利用されたりするシステムを「腸肝循環」といいます。この腸肝循環が正常に働いていれば、腸で発生したにおい物質がスムーズに無臭化され、便もオナラも体臭も、そんなにくさくはありません。

ところが、腸内循環の機能が落ちたり、腸内でにおい物質が過剰に発生したりすると、その処理が追いつかず、におい物質が直接血中に出てしまいます。

そして、血液とともに全身をめぐり、肺から息になつて出ると、くさい口臭になり、汗として出ると、きついにおいの体臭になります。また、腹の中にもにおい物質がたくさんたまり、くさい便やオナラになります。便秘の人は、特に気をつけてください。便が長く腸内にとどまっていると、それが悪玉菌に分解されて腐敗し、におい物質が大量に発生するからです。

便やオナラや体臭のにおいの元を絶つには、どゝつしたらいいでしょうか。重要なポイントは3つです。
  • 腸内の善玉菌をふやし悪玉菌をへらす。
  • 便秘を予防する
  • においの元である動物性たんばく質や脂肪をとりすぎない。
そして、この1、2 に効果があるのが、メカプに納豆を加えた「メカブ納豆」です。

メカブ には、フコイダンやアルギン酸といったヌルヌル成分(粘性多糖体) が豊富に含まれています。これが腸内を潤し、便を軟らかくして便通をよくします。また、ヌルヌル成分が、腸で発生したにおい物質を包み込み、便といっしょに排出します。こうして、におい物質が速やかに排出されれば、それだけ体内に吸収されるにおい物質がへります。

フコイダンについてはこちらのサイトに詳細の解説があります。

さらに、ヌルヌル成分は腸壁にはりついて、におい物質が直接、腸から血液に出るのを防ぎます。その結果、におい物質が門脈から肝臓に送り込まれ、腸肝循環が促進されます。

このヌルヌル成分は善玉菌のすみかにもなるので、善玉菌をふやす働きもあります。一方の納豆は、どうでしょうか。納豆には、水に溶けない不溶性の食物繊維と、水に溶ける水溶性の食物繊維が、ほぼ2対1 の割合で、バランスよく含まれています。不溶性は腸を刺激して腸の動きを活発にし、水溶性は便を軟らかくして便通をよくします。

メカプ同様、便秘を改善する効果が大きいのです。また、納豆菌は、腸内の善玉菌のえさとなる栄養を作り、善玉菌をふやす働きがあります。さらに、納豆に含まれるオリゴ糖は、善玉菌のえさになるので、やはり蓋口」玉菌をふやしてくれます。

このように、納豆は腸内環境の改善に大変役立つのです。メカプ納豆は、同量のメカプと納豆を混ぜて食べるとおいしくいただけます。1日にそれぞれ1パック(約50g) ずつとるといいでしょう。それとともに、ふだんの食事では野菜や海藻類などをしっかり食べ、肉や揚げ物などをとりすぎないことも大切です。そうすることで、便臭やオナラ臭ばかりか、体臭や口臭までへらすことができるのです。

腸と血液をきれいにする海藻類
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