玉ねぎ、ねぎ [食品別]

特有の刺激臭は硫化アリルによるもの。硫化アリルには、ビタミンBlの吸収を高めて代謝を活発にする働きがあり、疲労回復や集中力アップに役立ちます。また、血液中の脂質を減らし、血栓を予防することもわかっています。このほか、玉ねぎには血圧や血糖値を下げる硫化プロピル、ねぎの青い部分にはβ-カロテンビタミンC なども含まれています。

硫化アリルは揮発性が高いので、長時間水にさらしたり加熱したりしないこと。また玉ねぎの硫化プロピルは加熱すると別の成分に変わるため、ねらいによって食べ方を変える必要があります。血糖値を下げるには、大きめにスライスしたものを水にさらさず、生で。血液をサラサラにするには、刻んだ後15分以上おいてから加熱調理するとよいでしょう。

疲労回復には、ビタミンBlを多く含む豚肉や魚介類と組み合わせるのが効果的。硫化アリルの働きでビタミンBlをむだなく利用することができます。β -カロテン、ビタミンCが豊富なねぎの青い部分は、ビタミンEを含む植物油やごまなどと一緒にとりましょう。

玉ねぎは皮が乾燥して芽が出ていないもの、ねぎは菓の線が濃いものを。玉ねぎは風通しのよいところで室温で保存します。ねぎは板を切り、ポリ袋に入れて野菜室へ。
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