ジンゲロール [ファイトケミカル]

ジンゲロールは、しようがに含まれる辛味成分。本来はショウガオールとジンゲロンという2 つの成分の稔称ですが、この2 つは構造や働きがよく似ているので、まとめてジンゲロールといわれることも多いようです。代謝を活発にし、胃液の分泌を促して食欲を増進させるほか、強い鎮痛作用をもち、炎症や痛みを鎮めるのにも有効。抗酸化力も高く、DN A の損傷を防いでがんを予防する効果もあります。アメリカの国立がん研究所では、がん抑制効果をもつ食品を集めた「デザイナーフーズプログラム」の研究が進められていますが、ジンゲロールが豊富なしょうがは、デザイナーフーズの上位にランクされています。

抗菌・殺菌作用も高いので、食中毒の予防にも有効。ヒスタミンの放出を抑えてアレルギー症状を改善する働きもあります。このほか、発汗・解熱作用、抗血栓作用、脂肪を分解する作用などもあることがわかっています。


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ペクチン [ファイトケミカル]

ペクチンは、不溶性と水溶性の2種類に分けられます。不溶性のペクチンには、穀物の外皮などに含まれるもののほか、未熟な果物に存在し、熟してくると水溶性にかわるものがあります。果物に多く含まれる水溶性のペクチンは、細胞と細胞をつなぎ合わせる接着剤のような役割を果たしています。果物を煮詰めると、とろみがついてゼリーのようになりますが、これは水溶性のペクチンの働きによるものです。

ペクチンは、コレステロールを原料としてつくられる胆汁酸の吸収を妨げ、排泄を促します。そのため、体内では新たに胆汁酸をつくらなければならず、コレステロールの消費が進みます。その結果、血中のコレステロール値が低下し、高脂血症などの予防に役立ちます。また、腸内の善玉菌を増やして腸の働きを整える作用も。体内の有害物質の排泄が進むため、大腸がんの予防などに有効です。
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