リコピン [ファイトケミカル]

リコピンは、カロチンと同じ仲間に属する赤い色素の成分。β-カロテンのように、必要に応じて体内でビタミンA にかわることはありませんが、強力な抗酸化作用をもつことがわかったために注目を集めている成分です。活性酸素を除去するパワーは、β-カロテンの約2倍、ビタミンE の約100倍もあるといわれており、これまでの実験から乳がん、子宮がん、肺がんなどのがん細胞の成長を阻害する作用が確認されています。さらに、たばこの煙に含まれる発がん物質の働きを抑えたり、皮膚がんの原因となる紫外線から肌を守ったりする効果もあるようです。

リコピンを多く含む代表的な食品がトマトですが、成熟度によってリコピンの含有量が大きく違うので注意が必要です。リコピンをたっぷり摂取するには、完熟したものか、トマトソース、トマトジュースなどの加工品をとるのがおすすめです。
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ルテイン [ファイトケミカル]

ルティンは、同じ仲間のゼアキサンチンとともに目の水晶体や黄渡部(網膜の中央部)に存在し、紫外線などの光から目を守る働きをしています。黄斑部は視力を担う大切な組織ですが、加齢によって破壊され、視力を失うことがあります。これを「黄斑変性」といい、高齢者の失明の原因のひとつになっています。体内のルティンの量が不足すると、黄斑変性を発症するリスクが高くなります。予防するためには、食品からルティンをしっかり補給することが大切。ルティンには白内障を防ぐ作用があることもわかっており、日の健康全般のために積極的にとりたい成分のひとつです。
ルティンにはすぐれた抗酸化力も備わっています。そのため、細胞の老化防止やがんなどを予防する効果も期待することができます。これまでに、皮膚がん、大腸がんなどを抑制する作用があることがわかっています。

ルテインの効能、効果については、こちら
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