ごぼう [食品別]

新ごぼうは土の香りと栄養がたっぷり詰まっている

5月には、柔らかくて香りのよい新ごぼうが出回ります
ごぼうは私たちの食卓におなじみの食材ですが、ごぼうを食用にするのは、日本のほか台湾や韓国など一部の国だけです。中国ではごぼうは主に漢方薬として利用されてきましたが、近年では健康食として食べられるようになってきています。

ごぼうには、健康と美容によい成分がたっぷり含まれています。お通じをよくする食物繊維が豊富なうえ、腸内で善玉菌のエサとなるオリゴ糖も含まれており、腸内環境を整えます。また、水溶性食物繊維の一種であるイヌリンという成分が多く、糖の吸収を抑制して血糖値の上昇を抑える働きや、利尿作用を促してむくみを改善する働きなどが期待できます。

さらに、ごぼうにはポリフェノールの一種であるサポニンも豊富。サポニンには、体の細胞の老化を防いだり、血液をサラサラにしたりする作用があります。このほか、血行促進や抗酸化作用があるビタミンE、免疫力の向上や代謝アップに役立つビタミンB群、むくみを防ぐカリウム、体の機能を調整するマグネシウム、貧血を防ぐ鉄、新陳代謝に欠かせない亜鉛など、ビタミンやミネラルも豊富。まさに、毎日積極的に摂りたい健康食材といえます。

ごぼうは皮に栄養素や香りが詰まっているので、できるだけ皮を残すのが調理のコツ新ごぼうであれば、たわしで軽くこする程度で十分。アクが少ないのでアク抜きも必要ありません。ささがきにしてサラダやきんぴらに、乱切りにして煮物にと、旬の恵みをおいしくいただきましょう。

野菜の中では食物繊維の含有量がもっとも多く、便秘解消に効果があります。

ごぼうの食物繊維は水分を吸って大きくふくらみ、体内の有毒物質やコレステロールを吸着して排泄します。
とくに不溶性食物繊維のリグニンは抗菌作用をもち、がん予防にも有効。利尿効果の高いイヌリンには血糖値の上昇を抑える作用もあり、糖尿病の予防にも効果的です。

リグニンには、切り口から発生し、時間がたつと増える性質があります。ごぼうを切ってそのままにしておくと変色してしまうのはこのためです。
効率よくとるには、切断面の多いささがきなどの切り方をし、少し時間をおいてから調理するとよいでしょう。有効成分やうまみは皮に多く含まれるので、包丁で汚れをこそげ落とす程度にして、できるだけ皮まで食べるようにします。

食物繊維が豊富なごぼうは、油と組み合わせるのがおすすめ。油分によって腸内の便の動きがスムーズになり、便秘解消に役立ちます。また、食物繊維は、乳酸菌など腸内の善玉菌を増やすのに役立ちます。腸の健康を保ちたい人は、ごぼうサラダのドレッシングにヨーグルトを加えるなど、乳酸菌と食物繊維を一緒にとる工夫をしてみましょう。

太過ぎず、ひびが入っていないものが良質。泥付きなら新聞紙に包んで、冷暗所で立てて保存。洗ったものはポリ袋に入れて野菜室へ。

ごぼうを使ったごぼう茶は、便秘、美容に女性達の間で人気が高いお茶です。
ごぼうの香りがこんなにも心地いい香りだとは知らなかったのですぐにハマる人が多いのもごぼう茶ならではです。
疲れている、ストレスがたまっている人は特に体の奥までしみ込みます。遺伝子レベルにまで届いている感じが脳をしっかりリラックスさせてくれます。
タグ:リグニン
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